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さしこ
ふりがな文庫
“
揷込
(
さしこ
)” の例文
白
(
しろ
)
つぽく
乾
(
かわ
)
いた
刈株
(
かりかぶ
)
の
間
(
あひだ
)
には
注意
(
ちうい
)
して
見
(
み
)
れば
處々
(
ところ/″\
)
に
極
(
きは
)
めて
小
(
ちひ
)
さな
穴
(
あな
)
がある。
子供等
(
こどもら
)
は
其
(
そ
)
の
穴
(
あな
)
を
探
(
さが
)
して
歩
(
ある
)
くのである。
彼等
(
かれら
)
は
小
(
ちひ
)
さな
手
(
て
)
を
粘
(
ねば
)
る
土
(
つち
)
に
揷込
(
さしこ
)
んでは
兩手
(
りやうて
)
の
力
(
ちから
)
を
籠
(
こ
)
めて
引
(
ひ
)
つ
返
(
かへ
)
す。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
初めては女の
児
(
こ
)
が宜い、お
前
(
めえ
)
の顔を見たら
形見
(
かたみ
)
を
遣
(
や
)
ろうと思ってねえ、
己
(
おれ
)
は枕元へ出したり
引込
(
ひっこ
)
ましたりして、
他人
(
ひと
)
に見られねえ様に布団の間へ
揷込
(
さしこ
)
んだり、
種々
(
いろ/\
)
な事をして見付からねえように
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
熔巖は同じ
嚮
(
むき
)
に流れ行くものなれば、
好事
(
かうず
)
のものは歩み近づきて迫り視ることを得べし。杖の
尖
(
さき
)
又は貨幣などを
揷込
(
さしこ
)
みて、熔巖の凝りて着きたるを拔き出し、こを看たる記念にとて持ち行くものあり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
揷
部首:⼿
12画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“揷”で始まる語句
揷
揷話
揷頭
揷入
揷画
揷絵
揷歯
揷古
揷物
揷秧