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押當
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おしあて
ふりがな文庫
“
押當
(
おしあて
)” の例文
新字:
押当
斯して置は殺生なり
然
(
さり
)
とて
生返
(
いきかへ
)
らせなば又々旅人へ惡さをなす者共なれば
止
(
とゞ
)
めを
刺
(
さし
)
て呉んと鐵の棒の
先
(
さき
)
を
咽
(
のど
)
の
邊
(
あた
)
りへ
押當
(
おしあて
)
て
一寸々々
(
ちよい/\
)
と
葭
(
よし
)
で物を突く如く
手輕
(
てがる
)
に止めを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いひさしてお
力
(
りき
)
は
溢
(
あふ
)
れ
出
(
いづ
)
る
涙
(
なみだ
)
の
止
(
と
)
め
難
(
がた
)
ければ
紅
(
くれな
)
ひの
手巾
(
はんけち
)
かほに
押當
(
おしあて
)
て
其端
(
そのはし
)
を
喰
(
く
)
ひしめつゝ
物
(
もの
)
いはぬ
事
(
こと
)
小半時
(
こはんとき
)
、
坐
(
ざ
)
には
物
(
もの
)
の
音
(
おと
)
もなく
酒
(
さけ
)
の
香
(
か
)
したひて
寄
(
よ
)
りくる
蚊
(
か
)
のうなり
聲
(
ごゑ
)
のみ
高
(
たか
)
く
聞
(
きこ
)
えぬ。
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ば顏へ
押當
(
おしあて
)
ながら引るゝ儘に床の上へ倒れ掛りし
姫柳
(
ひめやなぎ
)
風
(
かぜ
)
に揉るゝ
景状
(
ありさま
)
なり庄兵衞是は首尾よしと思ふ間もなく娘のお光夜具の
襟
(
えり
)
をば庄兵衞の顏へすつぽり掛けながら口の所を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
當
部首:⽥
13画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上