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手腕
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しゆわん
ふりがな文庫
“
手腕
(
しゆわん
)” の例文
艦長松島海軍大佐
(
かんちやうまつしまかいぐんたいさ
)
の
號令
(
がうれい
)
はいよ/\
澄渡
(
すみわた
)
つて
司令塔
(
しれいたふ
)
に
高
(
たか
)
く、
舵樓
(
だらう
)
には
神變
(
しんぺん
)
不可思議
(
ふかしぎ
)
の
手腕
(
しゆわん
)
あり。二千八百
噸
(
とん
)
の
巡洋艦
(
じゆんやうかん
)
操縱
(
さうじゆう
)
自在
(
じざい
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其の動機は事業の
失敗
(
しつぱい
)
で、
奈何
(
いか
)
に
辛辣
(
しんらつ
)
な
手腕
(
しゆわん
)
も、一度
逆運
(
ぎやくうん
)
に向ツては、それこそ
鉈
(
なた
)
の力を
苧売
(
おがら
)
で防ぐ
有様
(
ありさま
)
であつた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
小六
(
ころく
)
の
名義
(
めいぎ
)
で
保管
(
ほくわん
)
されべき
財産
(
ざいさん
)
は、
不幸
(
ふかう
)
にして、
叔父
(
をぢ
)
の
手腕
(
しゆわん
)
で、すぐ
神田
(
かんだ
)
の
賑
(
にぎ
)
やかな
表通
(
おもてどほ
)
りの
家屋
(
かをく
)
に
變形
(
へんけい
)
した。さうして、まだ
保險
(
ほけん
)
を
付
(
つ
)
けないうちに、
火事
(
くわじ
)
で
燒
(
や
)
けて
仕舞
(
しま
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
里見弴さんの作品を讀んで、一番
感心
(
かんしん
)
するのは、その
心理解剖
(
しんりかいばう
)
の
手腕
(
しゆわん
)
です。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
たとへ
非凡
(
ひぼん
)
の
手腕
(
しゆわん
)
ありとも
艦員
(
かんゐん
)
ならぬものが
砲
(
ほう
)
を
動
(
うご
)
かし、
銃
(
じう
)
を
發
(
はな
)
つ
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ないのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
さうして舞台に於ける芸術の意味を、役者の
手腕
(
しゆわん
)
に就てのみ用ひべきものと狭義に解釈してゐた。だから梅子とは大いに
話
(
はなし
)
が
合
(
あ
)
つた。
時々
(
とき/″\
)
顔
(
かほ
)
を
見合
(
みあは
)
して、
黒人
(
くらうと
)
の様な批評を加へて、互に感心してゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“手腕”の意味
《名詞》
手 腕(しゅわん)
手と腕。かいな。
腕前。技量。
(出典:Wiktionary)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
“手腕”で始まる語句
手腕家