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手玉
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てだま
ふりがな文庫
“
手玉
(
てだま
)” の例文
指頭
(
しとう
)
あるき、
剣
(
つるぎ
)
の
刃
(
は
)
ばしり、
胸坂鼻越
(
むなさかはなご
)
え
背
(
せ
)
すじすべり、
手玉
(
てだま
)
にあつかわれてまわっていたが、ふたたび、蛾次郎がヤッと空へ飛ばしたとき、——オオ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ハムーチャはまず、ナイフを使い分けたり、足で金の
毬
(
まり
)
を
手玉
(
てだま
)
に取ったりして、普通の
手品
(
てじな
)
をやりました それがすむと、いよいよ煙の術にかかりました。
手品師
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「魚戸じゃないか。なあんだ、きさまだったか。ひどい
奴
(
やつ
)
だ、僕を散々
手玉
(
てだま
)
にとりやがって……」
宇宙尖兵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
袖子
(
そでこ
)
の
方
(
ほう
)
でもよくその
光子
(
みつこ
)
さんを
見
(
み
)
に
行
(
い
)
って、
暇
(
ひま
)
さえあれば
一緒
(
いっしょ
)
に
折
(
お
)
り
紙
(
がみ
)
を
畳
(
たた
)
んだり、お
手玉
(
てだま
)
をついたりして
遊
(
あそ
)
んだものだ。そういう
時
(
とき
)
の
二人
(
ふたり
)
の
相手
(
あいて
)
は、いつでもあの
人形
(
にんぎょう
)
だった。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
お
手玉
(
てだま
)
を
作
(
つく
)
ってくれたことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
すと、なんだかかわいそうでなりませんでした。
人の身の上
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
疾
(
はや
)
い
事
(
こと
)
、くる/\と
引込
(
ひきこ
)
んで
手玉
(
てだま
)
を
取
(
と
)
るから、
吃驚
(
びつくり
)
して、
元二
(
げんじ
)
が
引
(
ひ
)
くと
放
(
はな
)
さぬ。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
手玉
(
てだま
)
に
取
(
と
)
られて
海
(
うみ
)
の
方
(
はう
)
へ
遠
(
とほ
)
く、
蝦
(
えび
)
と一
緒
(
しよ
)
に
投
(
な
)
げられる
時
(
とき
)
の!
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
手玉
(
てだま
)
にとってくさむらのなかへほうりこみ、そのまま走りだすと、こんどはバッタリ竹童にいき会った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逆立
(
さかだ
)
ちして両足で金の
毬
(
まり
)
を
手玉
(
てだま
)
に取ったり、鼻の上に長い棒を立ててその上で
皿廻
(
さらまわ
)
しをしたり、飛び上がりながらくるくるととんぼ返りをしたり、その他いろいろなおもしろい芸をしましたので
手品師
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“手玉”で始まる語句
手玉玲瓏織紝