“てだま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手玉70.0%
手球20.0%
手丸10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハムーチャはまず、ナイフを使い分けたり、足で金のまり手玉てだまに取ったりして、普通の手品てじなをやりました それがすむと、いよいよ煙の術にかかりました。
手品師 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
手球てだまに取るから余
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
参木は手丸てだまにとられてやり場のなくなった自分の顔を感じると、この思いがけない悲惨な醜さが、どこから襲って来たのであろうかと考えた。彼は再び静に宮子の傍へ坐ると云った。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)