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手拭
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てねげ
ふりがな文庫
“
手拭
(
てねげ
)” の例文
「
資本
(
もとで
)
の二
兩
(
りやう
)
二
分
(
ぶ
)
位
(
ぐれえ
)
でこんで
餓鬼奴等
(
がきめら
)
までにや四五
人
(
にん
)
も
命
(
いのち
)
繋
(
つな
)
いで
行
(
い
)
くのにや
赤
(
あけ
)
え
手拭
(
てねげ
)
でも
被
(
かぶ
)
つてる
樣
(
やう
)
な
放心
(
うつかり
)
した
料簡
(
れうけん
)
ぢや
居
(
ゐ
)
らんねえかんな」
彼
(
かれ
)
は
復
(
ま
)
た
爺
(
ぢい
)
さんの
頭
(
あたま
)
へ
手
(
て
)
を
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「おつう、
手拭
(
てねげ
)
解
(
と
)
えて
見
(
み
)
ねえか、
野田
(
のだ
)
でも一
番
(
ばん
)
うめえんだから」
卯平
(
うへい
)
はいつたがおつぎの
手
(
て
)
が
暇
(
ひま
)
どれるので
自分
(
じぶん
)
で
手拭
(
てぬぐひ
)
を
解
(
と
)
いて
勘次
(
かんじ
)
の
前
(
まへ
)
へ
出
(
だ
)
して、
彼
(
かれ
)
は
更
(
さら
)
に一
枚
(
まい
)
をとつて
與吉
(
よきち
)
へ
遣
(
や
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
力
(
ちから
)
落
(
おと
)
しちや
駄目
(
だめ
)
だから、
俺
(
お
)
らなんざこんな
處
(
ところ
)
ぢやねえ、こつちな
腕
(
うで
)
、
馬
(
うま
)
に
咬
(
かま
)
つた
時
(
とき
)
にや、
自分
(
じぶん
)
で
見
(
み
)
ちやえかねえつて
云
(
ゆ
)
はつたつけが、そんでも
俺
(
お
)
れ
自分
(
じぶん
)
で
手拭
(
てねげ
)
の
端
(
はし
)
斯
(
か
)
う
齒
(
は
)
で
咥
(
くえ
)
えてぎいゝつと
縛
(
しば
)
つて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“手拭”の解説
手拭(てぬぐい)は、顔や手を洗った後の汗や水を拭ったり、入浴時に体を洗ったりするための木綿の平織りの布である。その他、寒暑除けや塵除けなどの目的や、祭礼においての装身具として頭にかぶるものである。
鎖手拭(くさりてぬぐい)については鎖帷子を参照。置手拭兜(おきてぬぐいかぶと)については兜を参照。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
拭
常用漢字
中学
部首:⼿
9画
“手拭”で始まる語句
手拭掛
手拭地
手拭紙
手拭入
手拭懸
手拭染
手拭様
手拭浴衣
手拭鉢巻