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彼所
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あそこ
ふりがな文庫
“
彼所
(
あそこ
)” の例文
そしたら
彼所
(
あそこ
)
を塞ぐことにして今は
唯
(
た
)
だ何にも言わんで知らん顔を仕てる、お徳も決してお源さんに炭の話など仕ちゃなりませんぞ。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
標本
(
みほん
)
として
私
(
わたくし
)
が
彼所
(
あそこ
)
で
実家
(
さと
)
の
忠僕
(
ちゅうぼく
)
及
(
およ
)
び
良人
(
おっと
)
に
逢
(
あ
)
った
話
(
はなし
)
なりと
致
(
いた
)
しましょうか。
格別
(
かくべつ
)
面白
(
おもしろ
)
いこともございませぬが……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彼所
(
あそこ
)
で相手は必要なものを注文し移転の日かその翌日……即ち今日だネ配達するように命じて、出かけにあの標札を見たのだ、それには町名が
音羽町
(
おとわちょう
)
と記入してあった
誘拐者
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
警察がやかましく、世話役を呼びつけ、
彼所
(
あそこ
)
をもっと、どうかしろと、棒を出すと、ハイハイといって置いてそのままにして置く。すると、また呼び出される。今度は別の男が行く。
幕末維新懐古談:43 歳の市のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
フロックコートの背にいくつもボタンが付いているが、
彼所
(
あそこ
)
へあんな物を付けたのはどういう訳であろうか、前には
臍
(
へそ
)
があるから、平均を保つため後に付けたのか、あるいは乳として付けたのか。
教育の目的
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
お
爺
(
じい
)
さま、
彼所
(
あそこ
)
に
見
(
み
)
ゆる十五、六
歳
(
さい
)
位
(
くらい
)
の
少女
(
しょうじょ
)
は
何
(
なんと
)
と
品位
(
ひん
)
の
良
(
よ
)
い
様子
(
ようす
)
をして
居
(
い
)
ることでございましょう。
衣裳
(
いしょう
)
も
白
(
しろ
)
、
羽根
(
はね
)
も
白
(
しろ
)
、そして
白
(
しろ
)
い
紐
(
ひも
)
で
額
(
ひたい
)
に
鉢巻
(
はちまき
)
をして
居
(
お
)
ります……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彼所
(
あそこ
)
は
何
(
なん
)
と
呼
(
よ
)
ぶか……つまり
籠城中
(
ろうじょうちゅう
)
にそなたが
隠
(
かく
)
れていた
海岸
(
かいがん
)
の
森蔭
(
もりかげ
)
じゃ。
今
(
いま
)
でも
里人達
(
さとびとたち
)
は、
遠
(
とお
)
い
昔
(
むかし
)
の
事
(
こと
)
をよく
記憶
(
おぼ
)
えていて、わざとあの
地点
(
ところ
)
を
選
(
えら
)
ぶことに
致
(
いた
)
したらしい……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“彼所”で始まる語句
彼所迄