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弁天
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べんてん
ふりがな文庫
“
弁天
(
べんてん
)” の例文
だツて
紳士程
(
しんしほど
)
金満家
(
きんまんか
)
にもせよ、
実
(
じつ
)
は
弁天
(
べんてん
)
も
男子
(
だんし
)
に
見立
(
みたて
)
たいのさ。と
云
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
ると
背後
(
うしろ
)
の
襖
(
ふすま
)
を
開
(
あ
)
けて。浅「
僕
(
ぼく
)
が
弁天
(
べんてん
)
です、
僕
(
ぼく
)
が
弁天
(
べんてん
)
さ。 ...
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
最前、ここをだしてくれなければ、火をつけるぞと
悪
(
あく
)
たれを
吐
(
つ
)
いていた、その
弁天
(
べんてん
)
さまのほうへ、声をしぼって救いをよんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もう鵜島がめえてきました。松が青くめいましょう。ごろうじろ、
弁天
(
べんてん
)
さまのお屋根がすこしめいます。どうも霧が深うなってめいりました」
河口湖
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
好
(
よ
)
い
日和
(
ひより
)
の
折
(
おり
)
などには
私
(
わたくし
)
はよく二三の
腰元
(
こしもと
)
どもに
傅
(
かしずか
)
れて、
長谷
(
はせ
)
の
大仏
(
だいぶつ
)
、
江
(
え
)
の
島
(
しま
)
の
弁天
(
べんてん
)
などにお
詣
(
まい
)
りしたものでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ヘエ——その京屋の下女、——と言っても
弁天
(
べんてん
)
様が仮に姿をやつしたような、お鈴という綺麗なのが、
普賢菩薩
(
ふげんぼさつ
)
の木像をしかと胸に掻い込んで元柳橋からドブンとやらかしたんで。
銭形平次捕物控:134 仏師の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
で、主君の勝家から
暇
(
いとま
)
をもらって、いくたの戦場をたずね、やがて竹生島の
弁天
(
べんてん
)
の
社
(
やしろ
)
にそって、この可愛御堂を
建立
(
こんりゅう
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まア
富貴楼
(
ふつきらう
)
のお
倉
(
くら
)
さんかね、
福分
(
ふくぶん
)
もあり、若い時には
弁天
(
べんてん
)
と
云
(
い
)
はれた
位
(
くらゐ
)
の
別嬪
(
べつぴん
)
であつたとさ、
宅
(
たく
)
は
横浜
(
よこはま
)
の
尾上町
(
をのへちやう
)
です、
弁天通
(
べんてんどほ
)
りと
羽衣町
(
はごろもちやう
)
に
近
(
ちか
)
いから、それに
故人
(
こじん
)
の
御亭主
(
ごていしゆ
)
は
亀
(
かめ
)
さんと
云
(
い
)
ふからさ。
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
かえせ、帰せ、かえしてくれ! 帰さねえと、いまに
弁天
(
べんてん
)
さまへ火をつけるぞッ!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
時に困るのは
弁天
(
べんてん
)
でせう。
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
道理で、五重の塔がある、
淡島
(
あわしま
)
堂がある。
弁天
(
べんてん
)
山の
鐘楼
(
しょうろう
)
がある。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“弁天”の意味
《名詞》
弁才天(弁財天)の略。
美人の例え。
(出典:Wiktionary)
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“弁天”で始まる語句
弁天島
弁天様
弁天社
弁天山
弁天堂
弁天池
弁天屋
弁天町
弁天通