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度度
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たびたび
ふりがな文庫
“
度度
(
たびたび
)” の例文
河野はそれを初めとして、その後も
度度
(
たびたび
)
葛城山へ登り、吉野へも往って照道寿真に面会した。照道寿真もまた時どき河野の家へやって来た。
神仙河野久
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その例には女子教育家であって
度度
(
たびたび
)
女子問題に御説を
出
(
いだ
)
される
三輪田元道
(
みわたもとみち
)
先生などを引くのが都合が宜しいと存じます。
離婚について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
小さい子供の泣声や咳をする声などが夜中に
度度
(
たびたび
)
したので、上の
寝台
(
ねだい
)
へ来たのは子持の婦人らしいと思つて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
一
體
(
たい
)
中根
(
なかね
)
は
平素
(
へいそ
)
は
決
(
けつ
)
して
成績佳良
(
せいせきかりやう
)
の
方
(
はう
)
ではなかつた。
己
(
おれ
)
も
度度
(
たびたび
)
嚴
(
きび
)
しい
小言
(
こごと
)
を
云
(
い
)
つた。が、
人間
(
にんげん
)
の
眞面目
(
しんめんもく
)
は
危急
(
ききふ
)
の
際
(
さい
)
に
初
(
はじ
)
めて
分
(
わか
)
る。
己
(
おれ
)
は
中根
(
なかね
)
の
眞價
(
しんか
)
を
見誤
(
みあやま
)
つてゐた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
今までにも二人は
度度
(
たびたび
)
行きたかったのであるが、夫妻の仕事が
喰
(
く
)
い違ったり、子供に手数がかかったりして、一家引きつれての関西行の機会はなかなか来なかった。
比叡
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
▼ もっと見る
そうして
度度
(
たびたび
)
うなされては私に呼びさまされて ありがとう(国風にがの字にアクセントをつけて) 牛にぼわれた(追われた) なぞといった。よくそんな夢をみるのだった。
母の死
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
然
(
しか
)
り、われもまた
度度
(
たびたび
)
しかく感じたりき。
呼子と口笛
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
彼は自分の
許
(
もと
)
へ
度度
(
たびたび
)
来たのでは無かつたが、彼は善く自分の製作を観て自分の芸術の精神を領解した。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
私の
度度
(
たびたび
)
述べることですが、特に「女の読物」として書かれた低級な物ばかりを読むのは、大人が子供のお
伽話
(
とぎばなし
)
を読み
耽
(
ふけ
)
るのと同じく、自分をわざわざ低能化しつつあるのだと思います。
婦人改造と高等教育
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「お手紙
度度
(
たびたび
)
ありがとうございました」と礼をのべた。
厨房日記
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
然
(
しか
)
り、われもまた
度度
(
たびたび
)
しかく感じたりき。
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
赤塚氏例のごと見舞ひ給ひ、
今日
(
けふ
)
陸にての買物のしくじりなど
真面目
(
まじめ
)
に語られ
候
(
さふらふ
)
。この
夜中
(
よなか
)
には船の
度度
(
たびたび
)
停
(
とゞ
)
まれるを感じ申し
候
(
さふらふ
)
。ゆきちがひになる船のためにか
候
(
さふら
)
ひけん。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
度度
(
たびたび
)
死ぬ目に遭つてゐながら
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“度”で始まる語句
度
度々
度毎
度胆
度胸
度重
度外
度目
度肝
度盛