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店舗
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てんぽ
ふりがな文庫
“
店舗
(
てんぽ
)” の例文
旧字:
店舖
しかし焼跡が一つ一つ消えていって、木の香も高い
店舗
(
てんぽ
)
がたつとさすがににぎやかさを加えて、だれもみんなうれしくなった。
一坪館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
昔は寒稽古と云って寒中夜のしらしら明けに風に吹き
曝
(
さら
)
されながら稽古をするという習慣があったけれども道修町は薬屋の多い
区域
(
くいき
)
であって
堅儀
(
かたぎ
)
な
店舗
(
てんぽ
)
が
軒
(
のき
)
を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
でも、なお買物に
飽
(
あ
)
かぬ顔つきが、両側の明るい
店舗
(
てんぽ
)
を軒ごとに眺めつ迷いつしているのは、いかに物欲の強い年ごろの女とはいえ、浅ましい沙汰の挙動です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
拙
(
つた
)
なき器具や
粗
(
あら
)
き素材。売らるる場所とても狭き
店舗
(
てんぽ
)
、または路上の
蓆
(
むしろ
)
。用いらるる個所も散り荒さるる室々。だが摂理は不思議である。これらのことが美しさを器のために保障する。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
それがまあ悪縁のはじまりでございまして、二つの屋台をくっつけて
謂
(
い
)
わばまあ
店舗
(
てんぽ
)
の拡張という事になり、私は大工さんの仕事やら、店の品の仕入れやら、毎日へとへとになるまで働き
男女同権
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
前は、一本道路に面した
店舗
(
てんぽ
)
になっていて裏庭は湖に面していた。
私の生まれた家
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
両側には
店舗
(
てんぽ
)
が軒をつらねていて
賑
(
にぎ
)
やかな通りである。
安い頭
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
銀座の表通りの復興
店舗
(
てんぽ
)
もすっかり出来上り、りっぱになったので、昔のように表通りのどこからでも、源一の店が見えるというわけにはいかなかった。
一坪館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
盧俊儀のかつての
店舗
(
てんぽ
)
と住居の一
廓
(
かく
)
は、あれよというまもなくぶち
壊
(
こわ
)
され、番頭の
李固
(
りこ
)
と、
盧
(
ろ
)
の妻の
賈氏
(
こし
)
は、逃げも隠れもできないうちに、どこへとも
拉致
(
らち
)
されて行った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けだし佐助が
忍
(
しの
)
び出た物干台というのは
店舗
(
てんぽ
)
の屋上にあったのであろうから真下に寝ている店員共よりも
中前栽
(
なかせんざい
)
を
隔
(
へだ
)
てた奥の者が渡り
廊下
(
ろうか
)
の雨戸を開けた時にまずその音を聞きつけたのである。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
タクマ少年が、僕の袖をひいて立ち
停
(
どま
)
らせたのは、上品な
店舗
(
てんぽ
)
の前だった。白と緑の
人造大理石
(
じんぞうだいりせき
)
を
貼
(
は
)
りめぐらし、
黄金色
(
こがねいろ
)
まばゆきパイプを窓わくや手すりに使ってあった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ところが彼らの叔父にあたる
孔賓
(
こうひん
)
というのが、青州城内で
店舗
(
てんぽ
)
を持っていたので、
累
(
るい
)
はこの叔父に及び、孔賓は以来、官の手に捕われて、奉行所の一牢にぶち込まれている。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
店舗
(
てんぽ
)
を持っている主人も若いし、騎馬で歩いている役人も、編笠を抑えて大股に過ぐる侍も、労働者も、
工匠
(
こうしょう
)
も、物売りも、歩卒も部将も、すべてが若かった。若い者の天地だった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
整然たる区画整理の下に大小の
店舗
(
てんぽ
)
は軒をならべ、信長の経済政策が功を奏して、旅舎や駅亭の客はあふれ、湖畔には泊船の帆ばしらが林立し、侍小路の住宅地域も諸大将たちの
宏壮
(
こうそう
)
な邸も
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
舗
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“店”で始まる語句
店
店頭
店前
店者
店賃
店子
店先
店立
店屋
店借