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山
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ヤマ
ふりがな文庫
“
山
(
ヤマ
)” の例文
大嘗祭り其他の古い祭りに曳かれた
標
(
ヒヲ
)
の
山
(
ヤマ
)
の意義に於て立てられて居たに違ひありませんが、大昔の標の山が、まだ
標山
(
シメヤマ
)
であつた時代
山の霜月舞:――花祭り解説――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
立派に僧殘と云ふ意味になる、ちやうど、日本語で、
山
(
ヤマ
)
と寺との二語で、山中の寺と云ふ言葉を作つたときは「やまでら」と云ふて、「やまてら」とは云はない
婚姻の媒酌
(旧字旧仮名)
/
榊亮三郎
(著)
「
春
(
ファル
)
は
野
(
ヌ
)
も
山
(
ヤマ
)
も、
百合
(
ユーリ
)
の
花盛
(
ファナサカ
)
リーイ、
行
(
イ
)
きすゅる
袖
(
ソーデ
)
の
匂
(
ニオ
)
のしおらしや……」
骨仏
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
其宰領が、山部宿禰なのでせう。ちようど
海人部
(
アマベ
)
があまと言はれるやうに、山部も
山
(
ヤマ
)
と言はれてゐます。
山
(
ヤマ
)
ノ
直
(
アタヘ
)
・山
ノ
君などいふのが、其です。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「ア、アタシ
悪
(
ワル
)
カッタヨー。……ヤ、ヤ、
山
(
ヤマ
)
ナンカ、キョウガ、ハ、ハ、ハジメテナンダ……アタシニハ……カミサンモ……コ、コ、
小供
(
コドモ
)
モアルンダヨー。……ワア!
助
(
タス
)
ケテクレエ……」
ノンシャラン道中記:07 アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
第一、海及び海の
彼方
(
アナタ
)
の国土に対する信仰は、すべて、はる/″\と続く青空、及びその天に接する
山
(
ヤマ
)
の
際
(
マ
)
の嶺に
飜
(
ウツ
)
して考へられて行く様になつた。
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此作り物は、大嘗祭に牽いた「
標
(
ヘウ
)
の
山
(
ヤマ
)
」と同じ物で、屋外の「
出
(
ダ
)
し
物
(
モノ
)
」を座敷にうつしただけである。
まれびとの歴史
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
私も以前、同様に「
標
(
ヘウ
)
の
山
(
ヤマ
)
」、山・鉾の前型の研究から、其に似たことを申して居たことでした。
能舞台の解説
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
神の依るところのしるしの山だと考へられて居つた時代から段々変化して、
標
(
ヒヲ
)
の
山
(
ヤマ
)
のうちに尚、外の内容を含む様になつて居たらしい事は、早い時代から考へられます。
山の霜月舞:――花祭り解説――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
この時に種々厳粛な儀式が行はれましたが、その一つにかういふ事が昔はありました。「
標
(
ヘウ
)
の
山
(
ヤマ
)
」といふものなのです。昔は日本訓みに訓んだでせうが、平安朝時代にはかう音読してゐます。
日本美
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
すべて祭り屋台の類はほこ・やま・だし・だんじりなど、みな平安朝まであつた「
標
(
ヘウ
)
の
山
(
ヤマ
)
」と、元一つの考へから出て居る。平安朝初期に、既に「標の山」の上に蓬莱山を作り、仙人の形を据ゑた。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
神迎への
標
(
ヘウ
)
の
山
(
ヤマ
)
なのである。
まれびとの歴史
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山
(
ヤマ
)
・
山車
(
ダシ
)
の様な姿である。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“山”の解説
山(やま)とは、周囲よりも高く盛り上がった地形や場所のことをいう。地形学では丘陵や「台地」よりも周囲との相対的高度差(比高)や起伏が大きいものを指す。平地と比べ、傾斜した地形から成る。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“山”を含む語句
沢山
山中
山端
山人
山上
案山子
仰山
山峡
向山
山茶花
山間
山毛欅
大山
澤山
山椒
山水
山下
山河
雪山
山頂
...