展覧会てんらんかい)” の例文
旧字:展覽會
「みつや、東北地方とうほくちほう物産ぶっさん展覧会てんらんかいがあるのよ。きっとおまえのくにからも、なにか名物めいぶつているでしょう。ちょっとましょうね。」
田舎のお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは『沼』というだいの絵を展覧会てんらんかいに出して、いちやくして有数ゆうすう画家がかとなりました。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
おばあさんは、展覧会てんらんかいにきて、一等賞とうしょうをとった大根だいこんつめて、これよりは八百屋やおや店頭みせさきにあったのがおおきいとおもいました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
場末ばすえまちんでいるのだけれど、用事ようじがあって、こちらのったひとのところへやってきますと、そのひとうちで、展覧会てんらんかいのあるはなしきました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
農産物のうさんぶつ展覧会てんらんかいがあるのですよ。はないている時分じぶんは、わたしひろはたけから、はたけわたってあるいたものです。なにしろ、二さきまで、いったのですからね。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
教会きょうかいへあつまる子供こどもらのには、それぞれ特色とくしょくがあり、個性こせいがあらわれていたので、教会きょうかいでは、それらの作品さくひんをあつめて、一ぱんにしめす展覧会てんらんかいもよおすことになりました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そういうきみも、画家がからしいが、展覧会てんらんかいにでも出品しゅっぴんして、をあげたいためでないか。」
托児所のある村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
学生がくせいは、美術館びじゅつかんに、いまひらかれている洋画ようが展覧会てんらんかいたいとおもったのです。
町の真理 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もう、あきで、上野うえのやまには、いろいろの展覧会てんらんかいがありました。
町の真理 (新字新仮名) / 小川未明(著)