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少
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ちっ
ふりがな文庫
“
少
(
ちっ
)” の例文
清「それは
宜
(
よ
)
くねえ、
少
(
ちっ
)
せえ子供じゃアねえし、十七八にもなったものゝ横ぞっぽを
打殴
(
ぶんなぐ
)
ったりしねえで、それより出すは造作もねえ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
少
(
ちっ
)
とも顔を見せんじゃないか、
他
(
ほか
)
の家へは行っても
俺
(
おれ
)
の家へは来る
閑
(
ひま
)
はないのか、」と妙な見当違いを
諷
(
あ
)
てこすられた。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
「おや、何故だろう。本田さんなら、いいじゃないか、ちょいと気が
利
(
き
)
いていて、小金も
少
(
ちっ
)
とは持ッていなさりそうだし、それに第一男が好くッて」「厭なこッた」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
最初、
唇
(
くち
)
の
周囲
(
ぐるり
)
がムズ痒いような気持で、サテは
少
(
ちっ
)
と中毒ったかナ……と思ううちに指の
尖端
(
さき
)
から不自由になって来ます。立とうにも腰が抜けているし、物云おうにも声が出ん。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
百「ハイ、ここ此の村で
生立
(
おいた
)
ちましたから、
少
(
ちっ
)
けえ時分から新利根川へ
這入
(
へえ
)
っちゃア泳ぎましたから、泳ぎは知って居やす」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
字引をコツコツ引いて油汗をダクダク出して考え考え読んで、なるほどコイツは
巧
(
うめ
)
エやでは
少
(
ちっ
)
とも面白くないと言った。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
少
(
ちっ
)
とばかり洋書が読めて多少の新らしい趣味を解し、
時偶
(
ときたま
)
は洋服を着る当時の新らしい女で、男とばかり交際していた。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
此の時節に成りやしたから大阪へ往ったり、又
少
(
ちっ
)
とばかり知る者があって長崎の方へ往って、くすぶって居て、存じながら手紙も上げず、御無沙汰をしやしたが、
漸々
(
よう/\
)
此方
(
こっち
)
へ
帰
(
けえ
)
り
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
が、この
腕白
(
わんぱく
)
猫めは
頗
(
すこぶ
)
る健啖家で、
少
(
ちっ
)
とやそっとのお
裾分
(
すそわけ
)
では満足しなかった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
“少”を含む語句
少女
些少
少許
少時
幼少
少年
多少
年少
僅少
少々
少輔
今少
兵部少輔
少量
少婦
残少
少壮
少年時代
最少
少尉
...