テン)” の例文
このヂユウ申し上げた滋賀津彦シガツヒコは、やはり隼別でもおざりました。天若日子アメワカヒコでもおざりました。テンに矢を射かける——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
顕家の若い眉と共に全軍は“士気シキテンチユウス”のがいだった。ゆらい、中央の官軍はいたずらに官爵かんしゃくを誇って老いやすかったが、みちのくの官軍は若かった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我が説明コトワケを、お聞きわけられませ。神代の昔びと、天若日子アメワカヒコ。天若日子こそは、テンの神々に弓引いた罪ある神。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
たとえば法住寺殿ほうじゅうじでん合戦の当日の記事でも、九条兼実の玉葉には「——十一月十九日、己酉キイウテンカゲル、時々小雨」とあるが、藤原経房の吉記きっきだと「十一月十九日、己酉、テンレル」
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我が説明コトワケを、お聞きわけられませ。神代の昔びと、天若日子アメワカヒコ。天若日子こそは、テンの神々に弓引いた罪ある神。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
テン勾践コウセンヲ空シウスルナカ
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我が説明コトワケを、お聞きわけられませ。神代の昔びと、天若日子アメワカヒコ。天若日子こそは、テンの神々に弓引いた罪ある神。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
このヂユウ申し上げた滋賀津彦シガツヒコは、やはり隼別でもおざりました。天若日子アメワカヒコでもおざりました。テンに矢を射かける——。併し、極みなく美しいお人でおざりましたがよ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
このヂユウ申し上げた滋賀津彦シガツヒコは、やはり隼別でもおざりました。天若日子アメワカヒコでもおざりました。テンに矢を射かける——。併し、キハみなく美しいお人でおざりましたがよ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その頃、國原の水は、水澁ソブ臭く、ツチ濁りして、日のみ子さまのおしのシロに叶ひません。テンの神高天タカマ大御祖オホミオヤ教へ給へと祈らうにも、國ナカは國低し。山々もまんだテン遠し。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その頃、国原の水は、水渋ソブ臭く、ツチ濁りして、日のみ子さまのおしのシロカナひません。テンの神高天タカマ大御祖オホミオヤ教へ給へと祈らうにも、国ナカは国低し。山々もまんだテン遠し。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その頃、國原の水は、水澁ソブ臭く、ツチ濁りして、日のみ子さまのおしのシロに叶ひません。テンの神 高天タカマ大御祖オホミオヤ教へ給へと祈らうにも、國ナカは國低し。山々もまんだテン遠し。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)