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大鯰
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おおなまず
ふりがな文庫
“
大鯰
(
おおなまず
)” の例文
大鯰
(
おおなまず
)
が
瓢箪
(
ひょうたん
)
からすべり落ち、
猪
(
いのしし
)
が
梯子
(
はしご
)
からころげ落ちたみたいの言語に絶したぶざまな
恰好
(
かっこう
)
であったと後々の里の人たちの笑い草にもなった程で
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
それは驚くような
大鯰
(
おおなまず
)
だなどといっておりますが、岸には七霊社というほこらを建てて姫の木像が祀ってあります。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
と小法師の
擡
(
もた
)
げた顔の、鼻は
鉤形
(
かぎなり
)
に
尖
(
とが
)
つて、色は
鳶
(
とび
)
に
斉
(
ひと
)
しい。
青黒
(
あおぐろ
)
く、
滑々
(
ぬらぬら
)
とした
背膚
(
せはだ
)
の
濡色
(
ぬれいろ
)
に、星の影のチラ/\と
映
(
さ
)
す
状
(
さま
)
は、
大鯰
(
おおなまず
)
が
藻
(
も
)
の花を
刺青
(
ほりもの
)
したやうである。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
笠鉾の上には
金無垢
(
きんむく
)
の
烏帽子
(
えぼし
)
を着用いたしました
女夫猿
(
めおとざる
)
をあしらい、赤坂今井町は
山姥
(
やまうば
)
に
坂田金時
(
さかたのきんとき
)
、芝
愛宕
(
あたご
)
下町は千羽
鶴
(
づる
)
に塩
汲
(
く
)
みの引き物、四谷大木戸は
鹿島
(
かしま
)
明神の
大鯰
(
おおなまず
)
で、弓町は大弓
右門捕物帖:05 笛の秘密
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
出立の日
重井
(
おもい
)
の発言によりて
大鯰
(
おおなまず
)
の料理を命じ、
私
(
ひそ
)
かに大官吏を暗殺して内外の福利を進めんことを祝しぬ。かくて午後七時頃神戸行きの船に
搭
(
とう
)
ぜしは古井、稲垣および妾の三人なりき。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
▼ もっと見る
「半助さん……」ここで踊屋台を
視
(
み
)
た、昼の姿は、鯉を遊ばせた
薄
(
うす
)
もみじのさざ波であった。いまは、その跡を慕って
大鯰
(
おおなまず
)
が池から
雫
(
しずく
)
をひたひたと引いて襲う
気勢
(
けはい
)
がある。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“大鯰”の解説
大鯰(おおなまず)は、巨大なナマズの姿をした、日本の伝説の生物。地下に棲み、身体を揺することで地震を引き起こすとされる。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
鯰
漢検1級
部首:⿂
19画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫