-
トップ
>
-
大濤
読み方 | 割合 |
おおなみ | 85.7% |
おほなみ | 14.3% |
と大空の雲、
重る山、続く
巓、
聳ゆる峰を見るにつけて、
凄じき
大濤の雪の風情を思いながら、旅の心も身に
沁みて通過ぎました。
「ああ、あたしは……」と妖女は胸を
大濤のように、はげしく
慄わせた。思いがけない大きな驚きに全く
途方に暮れ果てたという形だった。
重る
山、
續く
巓、
聳ゆる
峰を
見るにつけて、
凄じき
大濤の
雪の
風情を
思ひながら、
旅の
心も
身に
沁みて
通過ぎました。
部屋を
出る時、振り返つたら、
紺青の
波が
摧けて、白く吹き
返す所
丈が、
暗い
中に
判然見えた。代助は此
大濤の
上に
黄金色の
雲の
峰を一面に
描かした。