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大濤
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おほなみ
ふりがな文庫
“
大濤
(
おほなみ
)” の例文
重
(
かさな
)
る
山
(
やま
)
、
續
(
つゞ
)
く
巓
(
いたゞき
)
、
聳
(
そび
)
ゆる
峰
(
みね
)
を
見
(
み
)
るにつけて、
凄
(
すさま
)
じき
大濤
(
おほなみ
)
の
雪
(
ゆき
)
の
風情
(
ふぜい
)
を
思
(
おも
)
ひながら、
旅
(
たび
)
の
心
(
こゝろ
)
も
身
(
み
)
に
沁
(
し
)
みて
通過
(
とほりす
)
ぎました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
部屋を
出
(
で
)
る時、振り返つたら、
紺青
(
こんじやう
)
の
波
(
なみ
)
が
摧
(
くだ
)
けて、白く吹き
返
(
かへ
)
す所
丈
(
だけ
)
が、
暗
(
くら
)
い
中
(
なか
)
に
判然
(
はつきり
)
見えた。代助は此
大濤
(
おほなみ
)
の
上
(
うへ
)
に
黄金色
(
こがねいろ
)
の
雲
(
くも
)
の
峰
(
みね
)
を一面に
描
(
か
)
かした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
美禰子の意味は、
大濤
(
おほなみ
)
の崩れる如く一度に三四郎の胸を
浸
(
ひた
)
した。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
濤
漢検準1級
部首:⽔
17画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫