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多
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いか
ふりがな文庫
“
多
(
いか
)” の例文
……えゝ、
其
(
そ
)
れでも
貴下
(
あなた
)
、
石
(
いし
)
の
下
(
した
)
に、
多
(
いか
)
い
事
(
こと
)
、
澤蟹
(
さはがに
)
が、
此處
(
こゝ
)
の
水
(
みづ
)
には
居
(
を
)
りますで、
指
(
ゆび
)
を
挾
(
はさ
)
まれると
不可
(
いけ
)
ません。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
佃島には先生、不孝者を持って
多
(
いか
)
いこと苦労をする婆さんが一人ね、弁天様の
傍
(
わき
)
に
吝
(
けち
)
な掛茶屋を出して細々と暮しています、子に
肖
(
に
)
ない恐しい堅気なんで。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私も、この障子の
多
(
いか
)
いこと続いたのに、めらめら破れのある
工合
(
ぐあい
)
が、ハイ一ツ一ツ
白髑髏
(
しゃれかうべ
)
のようで、一人で立ってる気はしねえけんど、お前様が坊様だけに気丈夫だ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
(
そ
)
の
上
(
うへ
)
、
主
(
ぬし
)
が
居
(
ゐ
)
て
住
(
す
)
む、と
云
(
い
)
ふて、
今以
(
いまもつ
)
て
誰一人
(
たれひとり
)
釣
(
つり
)
をするものはねえで、
鯉
(
こひ
)
鮒
(
ふな
)
の
多
(
いか
)
い
事
(
こと
)
。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“多”の意味
《名詞》
(タ)(「多とする」の形で)業績などが、数多く感謝に値すること。
(出典:Wiktionary)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
“多”を含む語句
夥多
許多
数多
多謝
多少
多勢
多数
幾多
多日
多時
歌留多
多人数
多忙
多數
多量
多武
多言
悉達多
多舌
過多
...