“白髑髏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃれこうべ40.0%
されこうべ20.0%
しゃれかうべ20.0%
しやれかうべ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人、骨組の厳丈がっちりした、赤ら顔で、疎髯まだらひげのあるのは、張肱はりひじに竹の如意にょいひっさげ、一人、目の窪んだ、鼻の低いあごとがったのが、紐に通して、牙彫げぼり白髑髏しゃれこうべを胸からななめに取って、腰に附けた。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
客人は、その穴さえ、白髑髏されこうべの目とも見えたでありましょう。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私も、この障子のいかいこと続いたのに、めらめら破れのある工合ぐあいが、ハイ一ツ一ツ白髑髏しゃれかうべのようで、一人で立ってる気はしねえけんど、お前様が坊様だけに気丈夫だ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うかべたか、みづのじと/\とあるへりにかけて、小船こぶね一艘いつそうそこつたかたちは、ところがられぬおほいなるうをの、がくり、とんだ白髑髏しやれかうべのやうなのがある。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)