トップ
>
壮士
>
そうし
ふりがな文庫
“
壮士
(
そうし
)” の例文
旧字:
壯士
だが、その典医たちがくるよりも、
鐘巻一火
(
かねまきいっか
)
が
門下
(
もんか
)
の
壮士
(
そうし
)
一
隊
(
たい
)
をしたがえてそこへ飛んできたほうが
一足
(
ひとあし
)
ばかり早かったのである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十勝の山奥に来て薩摩琵琶とは、思いかけぬ
豪興
(
ごうきょう
)
である。
弾手
(
ひきて
)
は
林学士
(
りんがくし
)
が部下の
塩田君
(
しおだくん
)
、
鹿児島
(
かごしま
)
の
壮士
(
そうし
)
。何をと問われて、取りあえず「
城山
(
しろやま
)
」を
所望
(
しょもう
)
する。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
老僕
(
ろうぼく
)
額
(
ひたい
)
を
蹙
(
しか
)
め、
有
(
あ
)
り有り、
大変
(
たいへん
)
が有りたりという。先生手を
挙
(
あ
)
げて、そは
姑
(
しば
)
らく
説
(
と
)
くを
休
(
や
)
めよ、我まずこれを言わん、
浮浪
(
ふろう
)
の
壮士
(
そうし
)
が
御老中
(
ごろうじゅう
)
にても
暗殺
(
あんさつ
)
せしにはあらざる
歟
(
か
)
と。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
されば三十一年の秋、周王
橚
(
しゅく
)
の
執
(
とら
)
えらるゝを見て、燕王は遂に
壮士
(
そうし
)
を
簡
(
えら
)
みて護衛となし、極めて警戒を厳にしたり。されども斉泰黄子澄に在りては、もとより燕王を
容
(
ゆる
)
す能わず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
最も大切なる学問の時期を……今日でいわばまず
壮士
(
そうし
)
的運動のために……少しばかり本は読んだけれども、学問の必要な時期を種々の出来事のために全く無用でもなかったか知らぬが
学問の独立と東京専門学校の創立
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
▼ もっと見る
それは実朝の
御台
(
みだい
)
を迎えに往くためであった。実朝の御台は
奏聞
(
そうもん
)
を経て、
坊門大納言信清卿
(
ぼうもんだいなごんのぶきよきょう
)
の
息女
(
そくじょ
)
を迎えることになったので、鎌倉では
容儀
(
ようぎ
)
花麗
(
かれい
)
の
壮士
(
そうし
)
を選んでそれを迎いに往かした。
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
同じいやなものにても
壮士
(
そうし
)
役者か
曾我
(
そが
)
の
家
(
や
)
位ならまだ/\どうにか我慢も出来
申
(
もうす
)
べく候へども自動車の運転手や活動弁士にてはいかに色事を
浄瑠璃
(
じょうるり
)
模様に見立てたき心はありても到底色と意気とを
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
丁度今の
壮士
(
そうし
)
と云うようなもので、ヒョコ/\妙な処から出て来る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「や、これは。
些
(
ちよつ
)
と
壮士
(
そうし
)
芝居といふところを」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
来て見ると、前日中に明け渡す約束なのに、
先住
(
せんじゅう
)
の人々はまだ
仕舞
(
しま
)
いかねて、最後の荷車に物を積んで居た。以前石山君の
壮士
(
そうし
)
をしたと云う
家主
(
やぬし
)
の大工とも
挨拶
(
あいさつ
)
を交換した。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“壮士”の意味
《名詞》
壮士(そうし)
壮年の男子。
血気盛んな若いの男子。
定職につかず、頼まれて腕力で脅迫や談判をするもの。
(歴史)明治時代、自由民権運動の活動家の称。
(出典:Wiktionary)
“壮士”の解説
壮士(そうし)は、中国の古典『戦国策』や『史記』に登場するのが語源。
(出典:Wikipedia)
壮
常用漢字
中学
部首:⼠
6画
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
“壮士”で始まる語句
壮士坊主
壮士輩
壮士風
壮士役者