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嗅付
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かぎつ
ふりがな文庫
“
嗅付
(
かぎつ
)” の例文
忌々
(
いま/\
)
しく思ひ仁田村の八と云ふ
獵人
(
かりうど
)
の
宅
(
たく
)
へ
引越
(
ひつこし
)
居
(
ゐ
)
る處へ手先の
幸
(
かう
)
八と云ふ者此事を
嗅付
(
かぎつ
)
け
郡代役所
(
ぐんだいやくしよ
)
へ引行入牢させけるを
兄
(
あに
)
九郎右衞門聞
込
(
こみ
)
流石
(
さすが
)
憫然
(
あはれ
)
に思ひ
内々
(
ない/\
)
取繕
(
とりつくろ
)
ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
自分の子が関係した女——それを豊世が
何時
(
いつ
)
の間にか
嗅付
(
かぎつ
)
けていて、人知れずその為に苦みつつある様子を見ると、お種は若い時の自分を丁度
眼前
(
めのまえ
)
に見せつけられるような
心地
(
こころもち
)
がした。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
が、
若
(
も
)
し
這麼事
(
こんなこと
)
を
女主人
(
をんなあるじ
)
にでも
嗅付
(
かぎつ
)
けられたら、
何
(
なに
)
か
良心
(
りやうしん
)
に
咎
(
とが
)
められる
事
(
こと
)
があると
思
(
おも
)
はれやう、
那樣疑
(
そんなうたがひ
)
でも
起
(
おこ
)
されたら
大變
(
たいへん
)
と、
彼
(
かれ
)
はさう
思
(
おも
)
つて
無理
(
むり
)
に
毎晩
(
まいばん
)
眠
(
ね
)
た
振
(
ふり
)
をして、
大鼾
(
おほいびき
)
をさへ
發
(
か
)
いてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ウム。よく新聞記者に
嗅付
(
かぎつ
)
けられなかったもんだな」
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
もしこんなことを
女主人
(
おんなあるじ
)
にでも
嗅付
(
かぎつ
)
けられたら、
何
(
なに
)
か
良心
(
りょうしん
)
に
咎
(
とが
)
められることがあると
思
(
おも
)
われよう、そんな
疑
(
うたがい
)
でも
起
(
おこ
)
されたら
大変
(
たいへん
)
と、
彼
(
かれ
)
はそう
思
(
おも
)
って
無理
(
むり
)
に
毎晩
(
まいばん
)
眠
(
ね
)
た
振
(
ふり
)
をして、
大鼾
(
おおいびき
)
をさえ
発
(
か
)
いている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
嗅
常用漢字
中学
部首:⼝
13画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“嗅”で始まる語句
嗅
嗅覚
嗅煙草
嗅ぎ塩
嗅出
嗅附
嗅塩
嗅煙草入
嗅合
嗅感