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唯
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ゆい
ふりがな文庫
“
唯
(
ゆい
)” の例文
馬を
彫
(
ほ
)
らせては、当代
唯
(
ゆい
)
一
無
(
む
)
二の名ある
作阿弥
(
さくあみ
)
殿、イヤ、かようなところに、名を変えてひそんでおられようとは……?
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
重
(
かさ
)
なり
合
(
あ
)
うように、
建
(
た
)
ち
並
(
なら
)
ぶ
家々
(
いえいえ
)
の
屋根
(
やね
)
は、さながら
波濤
(
はとう
)
のごとくでした。
地
(
ち
)
の
上
(
うえ
)
ですむことのできないものは、ここが
唯
(
ゆい
)
一の
場所
(
ばしょ
)
であったかしれません。
どこかに生きながら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
師範出の杉田というのがいやにいばるのが
癪
(
しゃく
)
にさわるが、自分は
彼奴等
(
きゃつら
)
のように校長になるのを
唯
(
ゆい
)
一の目的に一生小学校に勤めている人間とは種類が違うのだと思うと
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
この奇巌城こそ、
仏蘭西
(
フランス
)
国家のすべての
宝物
(
ほうもつ
)
の蔵であり、また
唯
(
ゆい
)
一つの隠れ場所である。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
光治
(
こうじ
)
は、まもなく
自分
(
じぶん
)
の
心
(
こころ
)
をなぐさめた
唯
(
ゆい
)
一の
笛
(
ふえ
)
をなくしてしまったことを
後悔
(
こうかい
)
いたしました。
どこで笛吹く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
当代
唯
(
ゆい
)
一の
妙刀
(
みょうとう
)
であったからで。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
唯
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
“唯”を含む語句
唯一
唯々
唯一人
唯今
唯物
唯唯
唯々諾々
唯事
唯我独尊
唯者
唯識
唯中
唯〻
唯一不二
唯物論者
唯一言
真唯中
唯有
唯識論
唯独
...