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円満
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えんまん
ふりがな文庫
“
円満
(
えんまん
)” の例文
旧字:
圓滿
その
中
(
うち
)
香織
(
かおり
)
も
縁
(
えん
)
あって、
鎌倉
(
かまくら
)
に
住
(
す
)
んでいる、
一人
(
ひとり
)
の
侍
(
さむらい
)
の
許
(
もと
)
に
嫁
(
とつ
)
ぎ、
夫婦仲
(
ふうふなか
)
も
大
(
たい
)
そう
円満
(
えんまん
)
で、その
間
(
あいだ
)
に
二人
(
ふたり
)
の
男
(
おとこ
)
の
児
(
こ
)
が
生
(
うま
)
れました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
もっとも恋愛の
円満
(
えんまん
)
に
成就
(
じょうじゅ
)
した場合は別問題ですが、万一失恋でもした日には必ず
莫迦莫迦
(
ばかばか
)
しい
自己犠牲
(
じこぎせい
)
をするか、さもなければもっと莫迦莫迦しい復讐的精神を発揮しますよ。
或恋愛小説
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
若
(
も
)
しもわれ等が、古代の啓示の矛盾を指摘し、
何
(
いず
)
れの啓示も、決して
円満
(
えんまん
)
具足
(
ぐそく
)
を
以
(
もっ
)
て任ずるものでないことを告ぐれば、彼等はドグマだらけの神学者の常套語などを
傭
(
やと
)
い
来
(
きた
)
りて
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
来往
(
らいおう
)
常
(
つね
)
ならずして身を終るまで
円満
(
えんまん
)
の
安心
(
あんしん
)
快楽
(
かいらく
)
はあるべからざることならん。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
一郎は臨終のジュリアから頼まれたとおりの謝罪のことを
矢走千鳥
(
やばせちどり
)
に伝えることを忘れなかった。そして、これもジュリアの望んでいたように、彼は千鳥と結婚をした。二人の仲は極めて
円満
(
えんまん
)
である。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
これが
望
(
のぞ
)
みどおり
円満
(
えんまん
)
に
収
(
おさ
)
まれば
何
(
なん
)
の
世話
(
せわ
)
はないのでございますが、
月
(
つき
)
に
浮雲
(
むらくも
)
、
花
(
はな
)
に
風
(
かぜ
)
とやら、
何
(
なに
)
か
両家
(
りょうけ
)
の
間
(
あいだ
)
に
事情
(
じじょう
)
があって、
二人
(
ふたり
)
は
何
(
ど
)
うあっても一
緒
(
しょ
)
になることができないのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
夫婦仲
(
ふうふなか
)
は
至
(
いた
)
って
円満
(
えんまん
)
で、
双方
(
そうほう
)
の
親達
(
おやたち
)
も
大
(
たい
)
そう
悦
(
よろ
)
こびました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“円満”の意味
《名詞》
円満(えんまん)
満ち足りて不足や欠点、問題などがないこと。
性格などが穏やかなこと。
(出典:Wiktionary)
円
常用漢字
小1
部首:⼌
4画
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
“円満”で始まる語句
円満具足
円満柔和
円満院大輔