内氣うちき)” の例文
新字:内気
そして内氣うちきでもありませんね。あなたは、あなたの精神に或る雄々をゝしさをそなへてゐらつしやると同時に、あなたの眼にある鋭さを備へてゐらつしやる。
もつとそれまでにも、小當こあたりにあたることは、板屋いたやはし團栗どんぐりことならずで、蜘蛛くもごと袖褄そでつまいてたのを、やなぎかぜけつながしつ、擦拔すりぬけるせてところ義理ぎりあるおとうと内氣うちきをんな
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
何方どちちかと謂へば、落着おちつついた、始終しじう やはらかなみたゝよツてゐる内氣うちきらしい眼だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ほんに内氣うちきな螢むし
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)