“兼備(けんび)” の例文
下は獣類(じゅうるい)のあいだに介在(かいざい)するものであるから、両者の性質を兼備(けんび)し、自分の勝手(かって)で都合(つごう)よきほうに較(くら)べ、ある時はみずから尊者(そんじゃ)の敬称を甘(あま)んじて受け
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
明(あ)けては、日(ひ)麗(うら)らかなる甲板(かんぱん)に、帝國軍艦旗(ていこくぐんかんき)翩飜(へんぽん)たるを仰(あほ)ぎ見(み)ては、日(ひ)ならず智勇(ちゆう)兼備(けんび)の兩(りよう)海軍大佐(かいぐんたいさ)が新(あたら)しき軍艦(ぐんかん)「日(ひ)の出(で)」と、新(あたら)しき電光艇(でんくわうてい)との甲板(かんぱん)にて、波(なみ)を距(へだ)てゝ相(あひ)會(くわい)し
おそれ我方非分(ひぶん)と知りながら是を捌(さば)く事遠慮(ゑんりよ)する所彼(かの)越前守は奉行(ぶぎやう)となつてたちまち一時に是非(ぜひ)を糺(たゞ)し我領分(わがりやうぶん)をまけになしたる段(だん)あつぱれ器量(きりやう)は格別(かくべつ)にして智(ち)仁(じん)勇(ゆう)三徳(とく)兼備(けんび)の大丈夫(だいぢやうふ)なり彼(かれ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)