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わたくし
侍童
御方の
墓へ
撒うとて
花を
持ってわせられました。
遠くへ
離れてゐいと
仰せられましたゆゑ、
僕はさやう
致しました。
やがて
燈火を
持った
人がわせて、
墓を
發かうと
爲やしゃるやいな、
御主人は
劍を
拔かしゃれました。それで
僕は
走出して
夜番の
衆を
呼びました。
バルタ
僕めは、ヂュリエット
樣お
死去の
事をば、マンチュアの
主人方へ
傳へましたるところ、
主人は
直に
驛馬にて、
彼處から
御廟所まで
參られ、
墓へ
入られまする
前に