“倉庫(さうこ)” の例文
しかし次(つぎ)の日(ひ)の暮(く)れ方(かた)、おれは帰(かへ)りゆく労働者(らうどうしや)のすべての拳(こぶ)しの中(うち)に握(にぎ)り占(し)められたビラの端(はし)を見(み)た電柱(でんちう)の前(まへ)に、倉庫(さうこ)の横(よこ)に、風(かぜ)にはためく伝単(でんたん)を見(み)た、同志(どうし)よ安(やす)んぜよ
大佐(たいさ)功(こう)成(な)り將(まさ)に朝日島(あさひじま)を出發(しゆつぱつ)せんとする瞬時(わづか)前(まへ)、震天動地(しんてんどうち)の大海嘯(おほつなみ)の爲(ため)に、秘密造船所(ひみつざうせんじよ)の倉庫(さうこ)碎(くだ)けて、十二の樽(たる)の流失(りうしつ)した事(こと)から、遂(つひ)に今回(こんくわい)の大使命(だいしめい)に立到(たちいた)つた迄(まで)の大略(あらまし)を述(の)べ
『此(この)倉庫(さうこ)には前(ぜん)申(まう)した、海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)の動力(どうりよく)の原因(げんいん)となるべき重要(ぢうえう)の化學藥液(くわがくやくえき)が、十二の樽(たる)に滿(みた)されて藏(をさ)められてあるのです。實(じつ)に此(この)藥液(やくえき)の樽(たる)こそ、海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)の生命(せいめい)ともいふべき物(もの)です。』と答(こた)へた。