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俺等
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おいら
ふりがな文庫
“
俺等
(
おいら
)” の例文
産後の肥立が成功すると、体の
膏
(
あぶら
)
がすっかり脱けて、却って別嬪になるそうだからな。ところが不幸にもあの時分、
俺等
(
おいら
)
はヤケに貧乏だったものさ
隠亡堀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「文吾はん、杉の屋の風呂の
栓
(
つめ
)
拔いて來て呉れんかい。
俺等
(
おいら
)
が行くと目立つさかい、お前なら丁度よい、早う/\。」
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「何だ! 二等客だと思って威張るない。こんなさいに二等も三等もあるものか。
俺等
(
おいら
)
は焼き出されだ。二等の賃金を払う余裕があるなら罹災者に義捐しろ」
震災後記
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
「やかましいやい毛唐め、
俺等
(
おいら
)
ぁ
拳骨
(
メリケン
)
壮太さまだ。サルビヤ号で
喰
(
くら
)
った
拳骨
(
メリケン
)
の味を忘れやがったか」
黒襟飾組の魔手
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
これだけは
俺等
(
おいら
)
が入用だから貰って行くと言って喰物もすっかり取ってしまいました。ちっとも失くなってはこっちが困りますから少し貰わなくちゃならんと思いました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
売る者は売れ、
俺等
(
おいら
)
は売らぬ、と
澄
(
す
)
まして居た反対
側
(
がわ
)
の人達も、
流石
(
さすが
)
に
怒
(
おこ
)
り出した。腰弁当、提灯持参、
草鞋
(
わらじ
)
がけの運動がはじまった。村会に向って、
墓地
(
ぼち
)
排斥
(
はいせき
)
の決議を促す申請書を出す。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
……
何
(
ど
)
うでえ、
昨夜
(
ゆうべ
)
の、あの
椋鳥
(
むくどり
)
の
畜生
(
ちくしやう
)
の
騷
(
さわ
)
ぎ
方
(
かた
)
は——ぎやあ/\、きい/\、ばた/\、ざツ/\、
騷々
(
さう/″\
)
しくつて、
騷々
(
さう/″\
)
しくつて。……
俺等
(
おいら
)
晝間
(
ひるま
)
疲
(
つか
)
れて
居
(
ゐ
)
るのに、からつきし
寢
(
ね
)
られやしねえ。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それをみるのが
俺等
(
おいら
)
はどんなにうれしかつたか
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
日暮になつたら?……
俺等
(
おいら
)
ア
帰
(
けへ
)
らア
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
俺等
(
おいら
)
が
主人
(
あるじ
)
の石神様の
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
それ、お
前
(
めえ
)
さんもご存知の通り、お
袖
(
そで
)
の
許婚
(
いいなずけ
)
は
佐藤与茂七
(
さとうよもしち
)
、
其奴
(
そいつ
)
を私が叩っ切り、
敵
(
かたき
)
の目付かる其うち中、
俺等
(
おいら
)
の所へ来るがいいと、斯う云ってお袖を連れて来たんでしょう。
隠亡堀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
俺等
(
おいら
)
はたのしい逢引をしたもんだ
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
そぢやないか、
俺等
(
おいら
)
は行かうぜ
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
俺等
(
おいら
)
の主人の石神様は
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
「殿様に二人あるものか。
俺等
(
おいら
)
のご主君は犬山の御前さ」
怪しの者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
俺
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“俺”で始まる語句
俺
俺達
俺家
俺共
俺許
俺故
俺方
俺のこと