-
トップ
>
-
俗用
>
-
ぞくよう
彼は
泥行の用なれば雪中に用ふるとは
製作異なるべし。
輴の字、○
毳○
蕝○
橇○
秧馬、
諸書に
散見す。
或は○
雪車○
雪舟の字を用ふるは
俗用なり。
宗助は
不圖御米に
此所へ
着いた
消息を
書かなければならない
事に
氣が
付いた。
彼は
俗用の
生じたのを
喜こぶ
如くに、すぐ
鞄の
中から
卷紙と
封じ
袋を
取り
出して、
御米に
遣る
手紙を
書き
始めた。
彼は
泥行の用なれば雪中に用ふるとは
製作異なるべし。
輴の字、○
毳○
蕝○
橇○
秧馬、
諸書に
散見す。
或は○
雪車○
雪舟の字を用ふるは
俗用なり。
按るに、
鮏の
鮮鱗はことさらに
魚臭きものゆゑにやあらん。
鮭は
鯸鮐の一名ともいへば
鮏にはいよ/\
遠し。とまれかくまれ
鮏の字を知りて
俗用には
鮭の字を用ふべし。
○ 越後
縮(ちゞみの文字
普通の
俗用にしたがふ又しゞみと
訓べきをもちゞみと俗にならふ)