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余年
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よねん
ふりがな文庫
“
余年
(
よねん
)” の例文
旧字:
餘年
その後は
細君
(
さいくん
)
から
不満
(
ふまん
)
をうったえられても
相手
(
あいて
)
にならず、ひややかな気まずいそぶりをされても、へいきに
見流
(
みなが
)
しておった。そうして新小川町に十
余年
(
よねん
)
おった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
それからモー四百
余年
(
よねん
)
、
私
(
わたくし
)
の
境涯
(
きょうがい
)
はその
間
(
あいだ
)
に
幾度
(
いくど
)
も
幾度
(
いくど
)
も
変
(
かわ
)
りましたが、しかし
私
(
わたくし
)
は
今
(
いま
)
も
尚
(
な
)
おその
時
(
とき
)
戴
(
いただ
)
いた
御鏡
(
みかがみ
)
の
前
(
まえ
)
で
静座
(
せいざ
)
黙祷
(
もくとう
)
をつづけて
居
(
お
)
るのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
二十
余年
(
よねん
)
の
間
(
あいだ
)
に、いろいろのことがあったが、ついに、ふたたび、バイオリンを
抱
(
いだ
)
いて
自
(
みずか
)
ら
歌
(
うた
)
い、
街頭
(
がいとう
)
に
立
(
た
)
たなければならぬ
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
となったときに、
昔
(
むかし
)
の
場所
(
ばしょ
)
を
選
(
えら
)
ばずにはいられませんでした。
街の幸福
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
は——
実
(
じつ
)
は
相州
(
そうしゅう
)
荒井
(
あらい
)
の
城主
(
じょうしゅ
)
三浦道寸
(
みうらどうすん
)
の
息
(
そく
)
、
荒次郎
(
あらじろう
)
義光
(
よしみつ
)
と
申
(
もう
)
す
者
(
もの
)
の
妻
(
つま
)
だったものにございます。
現世
(
げんせ
)
の
呼名
(
よびな
)
は
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
——
時代
(
じだい
)
は
足利時代
(
あしかがじだい
)
の
末期
(
まっき
)
——
今
(
いま
)
から
約
(
やく
)
四百
余年
(
よねん
)
の
昔
(
むかし
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
いつしか、二十
余年
(
よねん
)
の
月日
(
つきひ
)
はたちました。
般若の面
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“余年”の意味
《名詞》
余 年(よねん)
死ぬまでの人生。
(出典:Wiktionary)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“余年”で始まる語句
余年前