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会友
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くわいいう
又諸所の
修道院を
訪つて、もはや
此世に
居ない
会友の
為に
祈を
上げ、
其名を
巻物に
書きとめて、
寺から
寺へと
其過去帳を
持回つたなら、
皆も
嘸悦ぶ
事であらうが、
第一
われは
己が
生涯のあまり
清くない
事を
心得てゐる、
路の
傍の
菩提樹下に
誘惑に
負けた
事も
知つてゐる。
偶われに
酒を
呑ませる
会友たちの、よく
承知してゐる
如く、さういふ
物は
滅多に
咽喉を
通らない。
死んだ
会友の
名を
知らないのだ。
“会友”の意味
《名詞》
同じ会に加入している友人、仲間。
会員でないがその会と関係が深く、会員に準じる資格。また、その資格を持つ人。
(出典:Wiktionary)