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井
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ゐど
ふりがな文庫
“
井
(
ゐど
)” の例文
君が
御名
(
みな
)
得
(
え
)
し
祐
(
さち
)
の井の、
井
(
ゐど
)
のほとりの
常磐木
(
ときはぎ
)
や、
落葉木
(
らくえふぼく
)
の
若葉
(
わかば
)
して、
青葉
(
あをば
)
となりて、
落葉
(
おちば
)
して、
年
(
とし
)
また年と
空宮
(
くうきう
)
に年は
遷
(
うつ
)
りぬ
四十五
(
しじふいつ
)
。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
井
(
ゐど
)
の上には椿の木立が一杯に花を著けて居て、水に浮いてゐる落椿もありました。この光景を見て、詩的な、いろいろの想像が私達の心に上りました。
初島紀行
(旧字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
建物の中にとりこめたるは、あらずもがなと思へど、昔のガリラヤ街道も
此辺
(
このへん
)
を通りしと云へば、
井
(
ゐど
)
其
(
その
)
ものは昔より云ひ伝へしヤコブの井たること
疑
(
うたがひ
)
なし。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
どの
運河
(
カナル
)
の水も鏡のやうに明るくて
井
(
ゐど
)
のやうに深く、
其
(
その
)
上に黄いろく
染
(
そ
)
んだ並木や、
淡紅
(
うすあか
)
く塗つた家の壁や、いろいろに
彩
(
いろど
)
つた
荷船
(
にぶね
)
やが静かに映つて居るのを見ると
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
路の傍に
田舎
(
ゐなか
)
には何処にも見懸ける不潔な
肥料溜
(
こやしだめ
)
があつて、それから
薪
(
まき
)
を積み重ねた小屋、雑草の
井桁
(
ゐげた
)
の間に満遍なく生えて居る古い
井
(
ゐど
)
、高く夕日の影に懸つて見える
桔※
(
はねつるべ
)
、猶その前に
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
井
(
ゐど
)
の
側
(
はた
)
より出でゝ、境内カヤツリ草の
離々
(
りゝ
)
たる辺に
佇
(
たたず
)
み、ポッケットより新約聖書取り出でゝ吾愛する
約翰
(
よはね
)
伝第四章を且読み且眺む。頭上には「此山」ゲリジムの山聳ふ。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
“井”の意味
《名詞》
(い)井戸。
(出典:Wiktionary)
“井(
井戸
)”の解説
井戸(いど)は、広義には地下資源(地下水、温泉、石油、天然ガス、地熱など)の採取や調査・観測などのために地中に向かって掘った設備。
一般に「井戸」といった場合には地下の帯水層から地下水を汲み上げるために地層や岩石を人工的に掘削した採水施設を指すことが多い。以下、地下水を汲む井戸を中心に説明する。
(出典:Wikipedia)
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
“井”を含む語句
天井
古井
井水
井浚
市井
大天井
円天井
噴井
井戸側
井戸
天井裏
格天井
三井
軽井沢
井筒
井上
由井
今井
深井
井蛙
...