中風ちゆうぶ)” の例文
げに人中風ちゆうぶのわざによりてかく全くゆがむにいたれることもあるべし、されど我未だかゝることをみず、またありとも思ひがたし 一六—一八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
たゞ白髪しらがを長くして後撫うしろなでにした頭つきと、中風ちゆうぶになつて居たために何時いつも杖を突いて居たその腰つき位が記憶にあるだけですが、お師匠さんの顔ははつきりと覚えて居ます。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
那樣事そんなことい、たとへば御覽ごらんなさい、貴方あなた中風ちゆうぶにでもかゝつたとか、あるひかり愚者ぐしや自分じぶん位置ゐち利用りようして貴方あなた公然こうぜんはづかしめていて、れがのちなんむくいしにんでしまつたのをつたならば
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
プシキンはさきだつて非常ひじやう苦痛くつうかんじ、不幸ふかうなるハイネは數年間すうねんかん中風ちゆうぶかゝつてしてゐた。してれば原始蟲げんしちゆうごと我々われ/\に、せめ苦難くなんてふものがかつたならば、まつた含蓄がんちく生活せいくわつとなつてしまふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
中風ちゆうぶの手もて書きたれば
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)