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中津川
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なかつがは
ふりがな文庫
“
中津川
(
なかつがは
)” の例文
大井
(
おほゐ
)
、
中津川
(
なかつがは
)
の諸驛を過ぎて、次第に木曾の
翠微
(
すゐび
)
に
近
(
ちかづ
)
けるは、九月も
早
(
はや
)
盡きんとして、
秋風
(
しうふう
)
客衣
(
かくい
)
に
遍
(
あま
)
ねく、虫聲路傍に
喞々
(
しよく/\
)
たるの頃なりき。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
と
挨拶
(
あいさつ
)
しました。
美濃
(
みの
)
の
中津川
(
なかつがは
)
といふ
町
(
まち
)
の
方
(
はう
)
から、いろ/\な
物
(
もの
)
を
脊中
(
せなか
)
につけて
來
(
き
)
て
呉
(
く
)
れるのも、あの
馬
(
うま
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
この
能役者
(
のうやくしや
)
は、
木曾
(
きそ
)
の
中津川
(
なかつがは
)
に
避暑中
(
ひしよちう
)
だつたが、
猿樂町
(
さるがくちやう
)
の
住居
(
すまひ
)
はもとより、
寶生
(
はうしやう
)
の
舞臺
(
ぶたい
)
をはじめ、
芝
(
しば
)
の
琴平町
(
ことひらちやう
)
に、
意氣
(
いき
)
な
稽古所
(
けいこじよ
)
の
二階屋
(
にかいや
)
があつたが、それもこれも
皆
(
みな
)
灰燼
(
くわいじん
)
して
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
付けて
中津川
(
なかつがは
)
より來りし馬二頭ありしを幸ひこれに乘る元より駄馬なれば鞍も
麁末
(
そまつ
)
に蒲團などもなし宿の主
才角
(
さいかく
)
して
後
(
うしろ
)
より馬の
桐油
(
とうゆ
)
をかけて我々を包む簑虫の
變化
(
ばけもの
)
の如し共に一笑して
此
(
こゝ
)
を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
かくてかの
中津川
(
なかつがは
)
の
岸
(
きし
)
にいたれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
それは
美濃
(
みの
)
の
中津川
(
なかつがは
)
といふ
町
(
まち
)
の
方
(
はう
)
から
翫具
(
おもちや
)
の
商人
(
あきんど
)
が
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
に、
祖母
(
おばあ
)
さんが
買
(
か
)
つて
呉
(
く
)
れたものでした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
津
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“中津”で始まる語句
中津
中津藩
中津王
中津侯
中津屋
中津留別
中津藩邸
中津綿津見
中津藩奥平家