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中根
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なかね
ふりがな文庫
“
中根
(
なかね
)” の例文
「
貴樣達
(
きさまたち
)
はあの
時
(
とき
)
の
中根
(
なかね
)
の
行爲
(
かうゐ
)
を
笑
(
わら
)
つたかも
知
(
し
)
れん。
然
(
しか
)
し、
中根
(
なかね
)
は
正
(
まさ
)
しく
軍人
(
ぐんじん
)
の、
歩兵
(
ほへい
)
の
本分
(
ほんぶん
)
を
守
(
まも
)
つたものだ。
豪
(
えら
)
い、
豪
(
えら
)
い‥‥」
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
婆「今日は
中根
(
なかね
)
はんが来て居るので、いゝえさ、どうも中根はんと深くなって居て、中根はんが上役だから下役の足軽みたいな人の所へは行かないのだよ」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『
鹿狩
(
しかが
)
りに連れて
行
(
い
)
こうか』と
中根
(
なかね
)
の
叔父
(
おじ
)
が
突然
(
だしぬけ
)
に言ったので僕はまごついた。『おもしろいぞ、連れて行こうか、』人のいい叔父はにこにこしながら勧めた。
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
帰朝当座の先生は
矢来町
(
やらいちょう
)
の奥さんの実家
中根
(
なかね
)
氏邸に
仮寓
(
かぐう
)
していた。自分のたずねた時は大きな木箱に書物のいっぱいつまった荷が着いて、
土屋
(
つちや
)
君という人がそれをあけて本を取り出していた。
夏目漱石先生の追憶
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
が、
中根
(
なかね
)
は
營庭
(
えいてい
)
に
輝
(
かがや
)
く
眞晝
(
まひる
)
の
太陽
(
たいやう
)
を
眩
(
まぶ
)
しさうに、
相變
(
あひかは
)
らず
平
(
ひら
)
べつたい、
愚鈍
(
ぐどん
)
な
顏
(
かほ
)
を
軍曹
(
ぐんそう
)
の
方
(
はう
)
に
差
(
さ
)
し
向
(
む
)
けながらにやにや
笑
(
わら
)
ひを
續
(
つづ
)
けてゐた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
▼ もっと見る
が、
暫
(
しばら
)
くすると
中根
(
なかね
)
の
話
(
はなし
)
にも
倦
(
あ
)
きが
來
(
き
)
た。そして、三十
分
(
ぷん
)
も
經
(
た
)
たない
内
(
うち
)
にまた
兵士達
(
へいしたち
)
の
歩調
(
ほてう
)
は
亂
(
みだ
)
れて
來
(
き
)
た。ゐ
眠
(
ねむ
)
りが
始
(
はじ
)
まつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
“中根”の意味
《名詞》
中程度の機根。
(出典:Wiktionary)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
“中根”で始まる語句
中根雪江
中根淑
中根兵藏
中根師質
中根淑氏
中根熊吉
中根香亭
中根鉄太郎
中根大隅守様