“中根雪江”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかねせっこう50.0%
なかねゆきえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都で策動していた越前の藩士橋本左内はしもとさないは、そのころ、江戸の松平春嶽まつだいらしゅんがくの屋敷内に住んでいた中根雪江なかねせっこうへ密書をおくつて、そのなかに、つぎのようなことを書いている。
あれで鉄胤先生なぞの意志も、政治を高めるというところにあったろうし、同門には越前えちぜん中根雪江なかねゆきえのような人もあって、ずいぶん先生を助けもしたろうがね、いかな先生も年には勝てない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)