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三時
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みとき
ふりがな文庫
“
三時
(
みとき
)” の例文
そしてたしかに
三時
(
みとき
)
は経ったと思われる
足駄
(
あしだ
)
の歯跡が、通りから裏口の方へ点々として続いているのが、遠くから藤吉の眼にはいった。
釘抜藤吉捕物覚書:03 三つの足跡
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
この日の大火は、物見の松と差向う、市の高台の野にあった、本願寺末寺の
巨刹
(
おおでら
)
の本堂床下から炎を上げた怪し火で、ただ
三時
(
みとき
)
が間に市の約全部を焼払った。
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ロレ
此上
(
このうへ
)
は、そっと
墓所
(
はかしょ
)
まで
往
(
ゆ
)
かねばならぬ。
此
(
この
)
三時
(
みとき
)
が
間
(
あひだ
)
に、ヂュリエットは
目
(
め
)
を
覺
(
さま
)
さう。
始終
(
しじゅう
)
をロミオに
知
(
し
)
らせなんだとお
知
(
し
)
りゃったら
嘸
(
さぞ
)
予
(
わし
)
を
怨
(
うら
)
むであらう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「ほほほ。
改
(
あらた
)
まっていうから、どれほど
難
(
むず
)
かしい頼みかと思ったら、いっそ気抜けがしちまったよ。
二時
(
ふたとき
)
でも
三時
(
みとき
)
でも、あたしの体で
足
(
た
)
りる用なら気のすむまで、ままにするがいいさ」
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
服毒後
三時
(
みとき
)
の間には、必ず死ぬものと恐れられている毒薬です。私は思わず嘆息しました。そしていつ頃飲んだのかと聞いたのです。お父様をお呼びする
一時
(
いっとき
)
ばかり前に飲んだという返事です。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
▼ もっと見る
二時
(
ふたとき
)
三時
(
みとき
)
恥
(
はぢ
)
も
外聞
(
ぐわいぶん
)
も
親
(
おや
)
には
換
(
か
)
へられたものならず
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ヂュリ
殿御
(
とのご
)
ぢゃ、
惡
(
わる
)
う
言
(
い
)
うてならうか! あゝ、
我
(
わが
)
夫
(
つま
)
、どの
舌
(
した
)
で
滑
(
すべ
)
ッこうせうぞ、つい
三時
(
みとき
)
が
程
(
ほど
)
連添
(
つれそ
)
うた
妻
(
つま
)
の
口
(
くち
)
で
創
(
きず
)
だらけにしたお
前
(
まへ
)
の
名
(
な
)
を? とは
言
(
い
)
ひながら
何故
(
なぜ
)
殺
(
ころ
)
した
汝
(
おのれ
)
は
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
“三時”の意味
《名詞》
午前と午後の零時から三時間後の時刻。
午後三時ごろの休憩や間食。
農事の重要な三つの時期。種蒔き、草取り、収穫。
仏教における三つの時期。
(出典:Wiktionary)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“三時”で始まる語句
三時代
三時下
三時間
三時頃