“みとき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三時66.7%
三刻22.2%
三時間11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この日の大火は、物見の松と差向う、市の高台の野にあった、本願寺末寺の巨刹おおでらの本堂床下から炎を上げた怪し火で、ただ三時みときが間に市の約全部を焼払った。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「銭形の、引揚げようか。約束の夜明けにはまだ三刻みときもあるが、俺はここに用事がねえよ」
行きかけて立戻り、思ひ出したる懐中物『ここに少しはお紙幣さつがあるゆゑ、一杯飲んで下さんせ。まだ十二時には三時間みときもあらふ。元気を付けたがよいわいな』
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)