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一瀬
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ひとせ
ふりがな文庫
“
一瀬
(
ひとせ
)” の例文
一瀬
(
ひとせ
)
を
低
(
ひく
)
い
瀧
(
たき
)
に
颯
(
さつ
)
と
碎
(
くだ
)
いて、
爽
(
さわや
)
かに
落
(
お
)
ちて
流
(
なが
)
るゝ、
桂川
(
かつらがは
)
の
溪流
(
けいりう
)
を、
石疊
(
いしだたみ
)
で
堰
(
せ
)
いた
水
(
みづ
)
の
上
(
うへ
)
を
堰
(
せき
)
の
其
(
そ
)
の
半
(
なか
)
ばまで、
足駄穿
(
あしだばき
)
で
渡
(
わた
)
つて
出
(
で
)
て、
貸浴衣
(
かしゆかた
)
の
尻
(
しり
)
からげ。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
棹
(
さお
)
ふれし
筏
(
いかだ
)
は
一瀬
(
ひとせ
)
過ぎながらなほ影なびく山吹の花
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
一瀬
(
ひとせ
)
造
(
つく
)
れる
件
(
くだん
)
の
石
(
いし
)
に、はた
其
(
そ
)
の
桂
(
かつら
)
の
枝
(
えだ
)
まつはりたるに、
衣
(
ころも
)
の
裾
(
すそ
)
を
卷
(
ま
)
き
込
(
こ
)
まれ、
辛
(
から
)
くも
其
(
そ
)
の
身
(
み
)
をせき
留
(
と
)
めつ。
妙齢
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
洪
(
どっ
)
とそれ
一瀬
(
ひとせ
)
になって
打着
(
ぶッつか
)
ると、あんたの内のこの楓の樹が根こぎになって、どんぶりこと浮き出いてからに、
宅
(
うち
)
の、大黒柱に突き当ったので、それがために動き出いて
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥