“男衆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこしゅ50.0%
おとこしゅう27.8%
おとこし5.6%
おとこしゆ5.6%
をとこし5.6%
をとこしゆ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人 (一歩縋る)先生、あのここへいらっしゃりがけに、もしか、井菊の印半纏しるしばんてんを着た男衆おとこしゅにお逢いなさりはしませんでしたか。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
井戸端に水をんでいる女衆おんなしゅうや、畑から帰って来る男衆おとこしゅうは、良平があえぎ喘ぎ走るのを見ては、「おいどうしたね?」などと声をかけた。
トロッコ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
また男衆おとこしや、女衆おなごしにどんな不注意があるかも知れない。土蔵の屋根下に、内側を赤く塗った消火ポンプが置いてある。そこの狭い空地は北に面していて、殆ど陽の当ることがない。
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
墓場の掃除に男衆おとこしゆの手を助くるまで働けば、和尚さま経済より割出しての御不憫ごふびんかかり、年は二十から違うて見ともなき事は女も心得ながら
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やいや、嘘やない。太政官とこみたいにドツサリ男衆をとこしを置いて、おまけに半ぼんから小作やと、肥料こえから税からかゝりを
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
墓塲はかば掃除さうぢ男衆をとこしゆたすくるまではたらけば、和尚おしやうさま經濟けいざいより割出わりだしての御不憫ごふびんかゝり、としは二十からちがうてともなきことをんな心得こゝろゑながら
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)