“割出”の読み方と例文
読み方割合
わりだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墓塲はかば掃除さうぢ男衆をとこしゆたすくるまではたらけば、和尚おしやうさま經濟けいざいより割出わりだしての御不憫ごふびんかゝり、としは二十からちがうてともなきことをんな心得こゝろゑながら
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
徳川家康とくがわいえやすと云うようなかんがえがあって、ソレから割出わりだして聞た所が、今の通りの答に驚いて、是れは不思議と思うたことは今でもく覚えて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
殺人罪さつじんざいかならずしも或見ゆべき原因によりて成立つものにあらざるなり、かならずしも酬報しゆうほう理論りろんもしくは勸善懲惡くわんぜんてふあく算法さんほうより割出わりだるものにあらざるなり
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)