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割出
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わりだ
ふりがな文庫
“
割出
(
わりだ
)” の例文
墓塲
(
はかば
)
の
掃除
(
さうぢ
)
に
男衆
(
をとこしゆ
)
の
手
(
て
)
を
助
(
たす
)
くるまで
働
(
はたら
)
けば、
和尚
(
おしやう
)
さま
經濟
(
けいざい
)
より
割出
(
わりだ
)
しての
御不憫
(
ごふびん
)
かゝり、
年
(
とし
)
は二十から
違
(
ちが
)
うて
見
(
み
)
ともなき
事
(
こと
)
は
女
(
をんな
)
も
心得
(
こゝろゑ
)
ながら
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
徳川家康
(
とくがわいえやす
)
と云うような
考
(
かんがえ
)
があって、ソレから
割出
(
わりだ
)
して聞た所が、今の通りの答に驚いて、是れは不思議と思うたことは今でも
能
(
よ
)
く覚えて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
殺人罪
(
さつじんざい
)
は
必
(
かな
)
らずしも或見ゆべき原因によりて成立つものにあらざるなり、
必
(
かな
)
らずしも
酬報
(
しゆうほう
)
の
理論
(
りろん
)
若
(
もし
)
くは
勸善懲惡
(
くわんぜんてふあく
)
の
算法
(
さんほう
)
より
割出
(
わりだ
)
し
得
(
う
)
るものにあらざるなり
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
一番先の細い処から切れる訳だからそれを竿の力で
割出
(
わりだ
)
していけば、竿に取っては怖いことも何もない。どんな処へでもぶち込んで、
引
(
ひっ
)
かかっていけなくなったら竿は折れずに糸が切れてしまう。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ソコでその私の
考
(
かんがえ
)
から
割出
(
わりだ
)
して、この徳川政府を見ると
殆
(
ほと
)
んど
取所
(
とりどころ
)
のない有様で、当時日本国中の
輿論
(
よろん
)
は
都
(
すべ
)
て攘夷で
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“割”で始まる語句
割
割烹
割合
割拠
割籠
割箸
割符
割下水
割愛
割前