“弾丸”のいろいろな読み方と例文
旧字:彈丸
読み方割合
たま85.2%
だんがん9.7%
だま3.1%
だんぐわん1.0%
あれ0.5%
てつぱうだま0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敷島しきしまやバットやキャラメルなどの箱が積み重ねてあって、それをコルクの弾丸たまで打ち落としているのです。私ははらの中で考えました。
悪魔の聖壇 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
「ああ、ここでは、わしの命令にしたがうか、それとも、このピストルの弾丸だんがんをくらって死ぬか、二つのうち一つしかないのだ」
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)
二発もつゞいて同じ方角から飛んで来て、一弾は一弾より正確であったのにちょうしても、決して偶然の弾丸だまでないことはたしかである。
雞籠にはとりのかごふせてかの蜘蛛くもをとらへしにはら夜光珠やくわうのたまあり、大さ弾丸だんぐわんの如しとしるせり。
(おのれ、不義もの……人畜生にんちくしょう。)と代官婆が土蜘蛛つちぐものようにのさばり込んで、(やい、……動くな、そのざまを一寸でも動いてくずすと——鉄砲あれだぞよ、弾丸あれだぞよ。)
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
へえー成程なるほど此処こゝ弾丸てつぱうだまの穴かなにかありますね。真「左様さやうさ、鉄砲傷てつぱうきずのやうだね。甚「うも大変たいへんに毛がながうがすな。真「うむ、牛熊うしぐまの毛はチヤリ/\して長いて。 ...
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)