“もりかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
森蔭40.9%
森影22.7%
森陰13.6%
杜影9.1%
杜蔭9.1%
盛景4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私達は諏訪神社の森蔭もりかげで休息した上、諏訪池から帰ったが、その夕べ今度は千々岩ちぢわ灘の入日いりひを見るべく絹笠山にのぼった。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
三郎さぶろうは、あやしんで、四辺あたりまわしましたけれど、空色そらいろ着物きものをきた少年しょうねん姿すがたはどこにもなかったのです。三郎さぶろうは、森影もりかげあてに、そのうちかえりました。
空色の着物をきた子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まもなく一行のすがたが森陰もりかげにかくれた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
三笠山は何か後暗うしろくらい事でもしたやうにくろずんだ春日の杜影もりかげに円い頭をすぼめて引つ込んでゐた。
今朝けさひがしきんまどから朝日影あさひかげのまだのぞきませぬころむねもだへなぐさめませうと、郊外かうぐわいましたところ、まちからは西にしあたる、とあるかへで杜蔭もりかげに、れば、其樣そん早朝あさまだきに、御子息ごしそくあるいてござる、ちかづけば
角「何を出せ、袴と盛景もりかげを出せ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)