“杜蔭”の読み方と例文
読み方割合
もりかげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杜蔭(もりかげ)に一本(ひともと)鮮(あざや)かな紅葉(もみじ)が、水のように静かな空気の中に、なにかしら唆(そその)かすような熱情を溶(と)かしこんでいるようだった。帆村は、ちょっと辛い質問を決心した。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今朝(けさ)、東(ひがし)の金(きん)の窓(まど)から朝日影(あさひかげ)のまだ覗(のぞ)きませぬ頃(ころ)、胸(むね)の悶(もだへ)を慰(なぐさ)めませうと、郊外(かうぐわい)に出(で)ましたところ、市(まち)からは西(にし)に當(あた)る、とある楓(かへで)の杜蔭(もりかげ)に、見(み)れば、其樣(そん)な早朝(あさまだき)に、御子息(ごしそく)が歩(ある)いてござる、近(ちか)づけば