“はうがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
方角94.1%
方位5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしかして案内あんないするとり方角はうがく間違まちがへて、鳥屋とやあみにでもかゝらうものなら、いてとりなんありましてもみなおなじやうにそのあみくび突込つゝこんでしまひます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そのうち電車でんしや神田かんだた。宗助そうすけ何時いつものとほ其所そこえてうちはういてくのが苦痛くつうになつた。かれ神經しんけいは一でも安井やすゐ方角はうがくちかづくにえなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
冬の雪はやはらかなるゆゑ人の蹈固ふみかためたるあとをゆくはやすけれど、往来ゆきゝ旅人たびゝと宿しゆくの夜大雪降ばふみかためたる一すぢの雪道雪にうづまみちをうしなふゆゑ、郊原のはらにいたりては方位はうがくをわかちがたし。