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にはつ
ふりがな文庫
“にはつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
二發
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二發
(逆引き)
二連銃
(
にれんじう
)
の
銃身
(
じうしん
)
を
握
(
にぎ
)
つて
水兵
(
すいへい
)
を
顧見
(
かへりみ
)
ると、
水兵
(
すいへい
)
は
勢
(
いきほひ
)
鋭
(
するど
)
く五六
歩
(
ぽ
)
此方
(
こなた
)
へ
走
(
はし
)
り
近
(
ちか
)
づく、
此時
(
このとき
)
二發
(
にはつ
)
の
彈丸
(
だんぐわん
)
を
喰
(
くら
)
つた
猛狒
(
ゴリラ
)
は
吾等
(
われら
)
を
打捨
(
うちす
)
てゝ、
奔馬
(
ほんば
)
の
如
(
ごと
)
く
馳
(
は
)
せ
向
(
むか
)
ひ、
一聲
(
いつせい
)
叫
(
さけ
)
ぶよと
見
(
み
)
る
間
(
ま
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
つゞいて
又
(
また
)
一發
(
いつぱつ
)
、
猛狒
(
ゴリラ
)
は
思
(
おも
)
ひがけなき
二發
(
にはつ
)
の
彈丸
(
だんぐわん
)
に
射
(
ゐ
)
られて、
蹴鞠
(
けまり
)
のやうに
跳上
(
をどりあが
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
更
(
さら
)
に
新式魚形水雷
(
しんしきぎよけいすいらい
)
の
實力
(
じつりよく
)
如何
(
いか
)
にと、
艇
(
てい
)
は
海底
(
かいてい
)
を
龍
(
りよう
)
の
如
(
ごと
)
く
疾走
(
しつさう
)
しつゝ
洋上
(
やうじやう
)
の
巨巖
(
きよがん
)
目掛
(
めが
)
けて
射出
(
ゐいだ
)
す
一發
(
いつぱつ
)
二發
(
にはつ
)
、
巨巖
(
きよがん
)
碎
(
くだ
)
け
飛
(
と
)
んで、
破片
(
はへん
)
波
(
なみ
)
に
跳
(
をど
)
つた。
忽
(
たちま
)
ち
電光艇
(
でんくわうてい
)
の
甲板
(
かんぱん
)
には
歡呼
(
くわんこ
)
の
聲
(
こゑ
)
が
起
(
おこ
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
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