“ていふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
程普55.6%
貞婦44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また右列には、程普ていふ黄蓋こうがい韓当かんとう周泰しゅうたい蒋欽しょうきん呂蒙りょもう潘璋はんしょう陸遜りくそんなどを始めとして、すべての武官、三十六将、各〻、衣冠剣佩をととのえて
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
従う面々には、先の君理、子衡しこうをはじめとして、父の代から仕えて、流浪中も彼のそばを離れずにきた程普ていふ黄蓋こうがい韓当かんとうなどの頼もしい者もいた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余は「罪と罰」第一くわん通讀つうどくすること前後ぜんごくわいせしが、その通讀つうどくさいきはめて面白おもしろしとおもひたるは、殺人罪さつじんざい原因げんいんのいかにも綿密めんみつ精微せいび畫出くわくしゆつせられたることなり、もしある兇漢けふかんありてある貞婦ていふころ
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
とげし浪人藤崎道十郎が修羅しゆら亡執まうしふも此處にうかみ出て嬉く思ふなるべし果せるかな惡事のむくい速かにめぐり來りてさしも申いつはりたる村井長庵が奸謀かんぼう悉皆こと/″\く調べ上に相成はじめ貞婦ていふみつ孝子かうしみち之助が善報の程は神佛しんぶつ應護おうごにもあづかりし物成んと其ころ風聞とりさたなせしとぞさて其翌年に至りて公儀こうぎに有難き大赦たいしやの行はれけるに御かみにも久八が忠義の程を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)