“ちやうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長針25.0%
暢心25.0%
聽診25.0%
長臣25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一「セカンド」は大抵たいていみやく一動いちどうおなじ。さて時計とけい盤面ばんめんを十二にわかち、短針たんしん一晝夜いつちうやに二づゝまはり、長針ちやうしんは二十四づゝまは仕掛しかけにせり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
また此短針このたんしんと十とのあひだ半過なかばすぎて十はう近寄ちかより、長針ちやうしんすゝんで八ところきたればこれを十まへ二十分時ぶんじと云ふ。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
この夏中百日を暢心ちやうしん静居の界に遊ばんとす。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
産婆さんば出産しゆつさんのあつたつい一週間しうかんまへて、丁寧ていねい胎兒たいじ心臟しんざうまで聽診ちやうしんして、至極しごく御健全ごけんぜんだと保證ほしようしてつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
のがれさせたく思ひ此上は家老方へ御なげき申より外なしと豫々かね/″\心掛居ける中或日あるひ本多家の長臣ちやうしん都築外記つゞきげき中村主計かずへ用人笠原かさはら常右衞門の三人が相良さがら用達ようたし町人織田おだ七兵衞が下淀川しもよどがは村の下屋敷しもやしきへ參られ終日しゆうじつ饗應きやうおうになる由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)