“たへかね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
堪兼50.0%
耐兼50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するぞて藤兵衞が所持しよぢの脇差を如何の譯で汝ぢが手にいりたるぞサア/\其譯そのわけ白状すべしと問詰とひつめられて彌十は苦痛くつう堪兼たへかねとても免れぬ處と覺悟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
肉のやぶる程に打たゝきければ彌十は是に堪兼たへかねアツとさけんで泣出しアヽ御ゆるくだされよ何事もみなつゝまず申上ます/\と詫けるに然らば白状すべしとせめとゞめ猶強情にちんずれば餘計よけいいたいめを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
問ずこううたがはしきは之をあげよと衣裳いしやうに血を引飛石にの付たるにて殺したるは傳吉ならんとうたがはれ拷問がうもん嚴敷きびしき堪兼たへかねて罪に伏せしと傳吉並に專より申立しが此儀このぎ如何いかなるやと云るれば伊藤いとうおもて
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御歸おかへし下さる樣偏へに御願ひ申ますと眞面目まじめで云ふゆゑ居並ゐならびし役人共一同笑ひに耐兼たへかね眞赤まつかに成て居るにぞ越前守殿もわらはれながら好々よし/\御威光ごゐくわう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打忘れ益倍ます/\惡心増長して今度大橋文右衞門へ百兩の云懸いひかかりをせし事言語同斷ごんごどうだん曲者くせものなりおのれ是を盜み取て文右衞門におはせんとの惡巧わるだくみ又主人五兵衞が悴五郎藏のよめに不義を仕懸しかけしゆゑお秀は耐兼たへかね逃出にげいだしたるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)